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最近、使用頻度の多い抗癌剤について患者さんと家族がわかりやすく説明させて頂きます。
内容に個人的な印象も含みますので専門の先生からご指摘をいただければ、
今後の参考にさせて頂きます。
主な適応疾患 :大腸癌(結腸癌、直腸癌)
抗腫瘍効果は、
癌細胞の遺伝子(DNA)と結合してその合成を阻止し、 がん細胞の増殖を抑えたり、死滅させる。
ただし、癌細胞と同時に正常な細胞にも影響を与える。
薬の由来は、
白金(プラチナ)製剤として知られるグループに属する抗癌剤。
副作用は、
手、足のしびれ、白血球減少、その他は軽い場合が多い。投与回数が増えると金属アレルギー(蕁麻疹)を起こす。
主な適応疾患 :肺癌、子宮頸癌、卵巣癌、胃癌、大腸癌、乳癌、皮膚癌、悪性リンパ腫
抗腫瘍効果は、
癌細胞のDNA(遺伝子)に作用し、細胞の増殖を抑える。
薬の由来は、
植物の抽出成分から作られた抗癌剤。
副作用は、
血液中の免疫機能をつかさどる白血球が減少し、感染症(風邪など)にかかりすい状態になる。
消化器系の症状では、下痢、吐き気、おう吐が起こる。
主な適応疾患 :前立腺癌、乳癌、胃癌、頭頸部癌、卵巣癌、食道癌
抗腫瘍効果は、
細胞の分裂に必要な微小管(チューブリン)の働きを阻害し、がん細胞の分裂を防ぎ、最終的にがん細胞の死滅につながる。
薬の由来は、
太平洋イチイの樹皮から取り出した成分で、「タキサン」とよばれるグループに属する抗癌剤。
副作用は、
特徴的な副作用はむくみ浮腫(むくみ)があり、投与量が蓄積されるにつれて重症となる例も報告されている。一般的な副作用としては、下痢や吐き気、嘔吐などの消化器症状や、脱毛、発疹など。
主な適応疾患 :卵巣癌、乳癌、肺癌、胃癌、子宮癌
抗腫瘍効果は、
細胞の分裂を途中で止める働きがあり、癌細胞の増殖を止めることで死滅させる。
ただし、癌細胞と同時に正常な細胞にも影響を与える。
薬の由来は、
太平洋イチイの樹皮から取り出した成分で、「タキサン」とよばれるグループに属する抗癌剤。
副作用は、
投与から時間の流れに応じて、さまざまな副作用が現れる。
・投与当日は、アレルギー症状、吐き気、嘔吐。
・数日から、感染症、間接・筋肉の痛み、手足のしびれ。
・数週間後から、脱毛。
主な適応疾患 :胃癌、結腸・直腸癌、頭頸部癌、膵臓癌、胆道癌
効果は、
フルオロウラシルという、がんを治療する薬の効果を高め、副作用を少なくするために開発された薬。
手術の後、癌の再発を抑える目的で使用する場合がある。
配合成分の特徴は、
①テガフール :体内でフルオロウラシルに変換され、がん細胞を攻撃。
②ギメラシル :フルオロウラシルの分解を抑えて効果を持続。
③オテラシルカリウム :下痢などの消化器系の副作用を減らし症状を軽くする働き。
副作用は、
吐き気、食欲不振、口内炎、発疹、下痢、色素沈着、白血球の減少、肝機能の障害
主な適応疾患 :膵臓癌、乳癌、卵巣癌、肺癌
抗腫瘍効果は、
DNA合成阻害薬という分類に属する。癌細胞のDNAに入り込み、細胞分裂に必要なDNAの合成を阻害して癌細胞を死滅させ、癌の分裂や増殖を抑える働き。
特徴は、
癌細胞の増殖に必要な物質とよく似た構造をしており、癌細胞の中に取り込まれて抗腫瘍効果を発揮する「代謝拮抗剤」と呼ばれる抗癌剤のグループに属する。
副作用は、
一般的には、白血球減少、血小板の減少、吐き気・嘔吐、口内炎などがあり、発疹や痒み、発熱、頭痛、脱毛などが起こることもある。
主な適応疾患 :頭頸部癌、胃癌、結腸・直腸癌、肝臓癌、胆嚢・胆管癌、膵臓癌、
肺癌、乳癌、膀胱癌、前立腺癌、子宮頸がん
抗腫瘍効果は、
フルオロウラシルという薬の効果を強め、副作用を少なくするために開発された薬。
手術のあと、癌の再発を抑える目的で使用する場合がある。
配合成分の特徴は、
①テガフール :体内でフルオロウラシルに変換され、癌細胞を攻撃。
②ウラシル :フルオロウラシルが分解されるのを防ぐ。
副作用は、
吐き気、食欲不振、口内炎、発疹、下痢、色素沈着、白血球の減少、肝機能の障害